さーて、今回は初の九州遠征!

台風と大雨に脅かされながらも、なんとかなりそうかも(?)という謎な自信をもとに3泊4日の旅へ行ってきました!

結果としては、3日連続で百名山に登れて大満足の山行でした。安全優先であまり長いルートを歩けなかったことだけが心残りですが、またいつか来ると思うのでOKです!


日本百名山3座目は大分県の「久住山」。

くじゅう連山の主峰に登ってきたので、そのレポートをお送りします。


久住山について

所在地 大分県
標高 1786.5m
登山適期 6月上旬〜11月下旬
難易度 ★☆☆☆☆(牧ノ戸ルート)
行動時間 5時間32分
主なトイレ 牧ノ戸峠、久住分かれ避難小屋
利用した駐車場 牧ノ戸峠(無料 , 170台)
備考 日本百名山、九州百名山、大分百山


久住山は大分県竹田市にあり、九重(くじゅう)連山の主峰にあたる、日本百名山に選ばれた山です。くじゅう連山とは、西は涌蓋山(わいたさん)から東は黒岳まで続く山々を指します。

長者原ビジターセンターHPより引用

久住山の山頂は周りに高い木などはなく、360°開けたとても気持ちのいい景色が広がっています。その眺望の良さやアクセスのしやすさから非常に人気の山です!


今回のルート(牧ノ戸峠〜久住山・中岳周回)

登山開始時刻の天気が雨予報だったので、短時間で帰ってこれるよう牧ノ戸峠より登ることに。

ゆるやかな道が続くので、初心者にもおすすめのルートです。

 

登山ルート

牧ノ戸峠(07:56) → 沓掛(くつかけ)山(08:15) → 久住分かれ避難小屋(09:13) → 天狗ヶ城(09:38) → 中岳(09:53) → 稲星山(10:22) → 久住山(10:22) → 星生(ほっしょう)山(12:18) → 牧ノ戸峠(13:27)

距離:11.5 km
登り:1012 m 下り:1013 m
計5時間32分 (平均ペースの110 - 130%)

牧ノ戸峠から中岳-稲星山-久住山をぐるりと周回した後、久住分かれから星生山の方へ行き、牧ノ戸峠に戻ってきました。

沓掛山を過ぎたあたりから道が開けて周りの山々が見えるため、景色を楽しみながら登れました!


【久住山】登山レポート1日目 【前日編】

7月14日、ついにこの日がやってきた。登山を始めて、半年ちょっと。初めての一人で遠征登山。

前々から何日間かかけていくつもの山を登ってみたいと思っていた。

7月14日〜17日はちょうど予定がなくて休みも取れそうだったので、6月に勢いでLCCのチケットをゲット。

日が近づくにつれて、天気予報を見る回数がどんどん増え、「晴れろ晴れろ…!」と念じるも届かず…!

大雨の予報の中、旅がスタートしました。

LCCって安いけど一番安いプランだとキャンセル返金ないし、日程変更もお金がかかるので注意が必要ですね。

まぁ、雨なら無理せず観光して帰ろう。と自分を励ましながら安全重視のプランで向かう。心では半泣き。


一人で飛行機乗るのも久しぶりだったため、少しワクワクして空港限定の水を買ってしまった笑

地図で見るとめちゃくちゃ遠い鹿児島でも、飛行機なら1時間ちょっとで着きます。

鹿児島の空もなかなか不穏なご様子。

なんとかもってくれよ…!

鹿児島でレンタカーを借り、初日の宿がある阿蘇まで頑張ります。最初は阿蘇山に登る予定でした。

貧乏旅なので、道のりは全て下道。4時間30分がめちゃめちゃ遠い。


チェックインの時間が迫っていて、夜ご飯をのんびり食べる暇もなさそう。

仕方なく八代市にあった、ほっともっとのお弁当を食べる。初日からご飯が悲しスギィ…!

もっと九州のもの食べたいのに…と思いながら泣く泣く食べましたが、実は「ほっともっと」って九州・山口を中心に展開してるお弁当屋さんみたいです。

知らないうちに九州満喫してました笑

たまたまだと思いますが、のり弁にも博多明太子が使われていました。

九州満喫ポイント1

お腹が満たせたはいいものの、チェックインに間に合わなそう…宿に電話を入れ、急いで出発。

山道に入ってからとんでもない大雨に襲われる。数メートル先を見るのも大変なぐらいの雨で、街灯もないしマジで怖かった。

23時前くらいに宿へ着いたものの、消灯していたため電話で管理人へ連絡。

遅くなったにも関わらず、優しくご対応していただき本当にありがとうございました。


【久住山】登山レポート2日目【雨の中の登山】

朝6時。雲がもくもくですが、久住山の方はなんとか天気が回復しそう。

前日は散々だったけど、なんとか自称晴れ男の矜持は保てた…のか!?

ということで、1時間ほど運転し、牧ノ戸峠登山口に到着。

牧ノ戸峠。びちゃびちゃのスマホカメラ

雨が弱まったタイミングで、いざ出発!!

登山口

登山口に登山届と提出口があるので、しっかり記入。無事帰って来れますように!

ゆるやかな道を少し登っていくと、アスレチック登場。

雨で岩や木が濡れているので滑らないように慎重に進みます。

急に岩っぽくなる
アスレチックな道

そんな滑りそうな道を抜けると、一気に景色が広がってきた!

雨降ってるけど気持ちいい道
あれが山頂か…!?

やっぱり景色がいいとテンション上がりますね。

雨の平日とあってゆっくり自然を楽しめます

今回からデビューのファイントラックのカミノパンツ

レインじゃない普通のパンツですが、1時間くらい雨に打たれても多少染みるくらいで優秀です。

シルエットも細身でベンチレーションもあって良い

久住分かれにある久住山避難小屋に到着!中もとても綺麗でした。

予報通り、天気も好転してきてウキウキ。

久住山は最後のデザートにとっておいて、まずは天狗ヶ城(てんぐがじょう)の方面へ。

ショートケーキのいちごは最後の方で食べるタイプです。一番最後にはしない!(今回も久住山のあと星生山に行ってます)

6月だったら一面ミヤマキリシマのピンクが綺麗なんだろうなぁ〜

中岳の方へ進むと、火口湖の御池(みいけ)が見えてきました!綺麗な水色です。

霧で隠れたり現れたりするのが幻想的

霧がでてきたけど、まずは天狗ヶ城!

霧で何も見えない。電波も届かなかった。

天狗ヶ城をすぎると次は九重山系最高峰の中岳が待っています。

が、それにしても道がすごい笑

天狗ヶ城あたりからこれまでの平坦な道ではなく急勾配でゴツゴツした岩場になります。

色んな表情を見せる九重山系

爆風のなか、最高峰制覇!

ちょっとだけ景色

九州本土の最高峰ということもあり、気持ちよさは格別!ここで、少し休憩。

中岳は電波入りました。

次の稲星山へは一度下ってからまた登ります。山頂の連続で100mくらいの上下を繰り返すため、結構息が切れます。

稲星山は天狗ヶ城、中岳とは違い、ちょっと砂っぽくなります
砂場を登っていく感じ

稲星山に到着!霧も無くなってきました。

ずっと先まで見渡せる絶景

久住山への稜線も綺麗に見えました。あぁ、来てよかった…。

景色が見えると楽しさも倍増ですね!

ちなみに手前にあるのは久住山ではないという罠。

偽ピークには心が折られる笑

進んでいくと今日のメインディッシュ、久住山がお目見え!

ゴツゴツしたピークが久住山

近づけば近づくほど岩が大きくなってきて、ビビります。

こけないように慎重に岩の上を歩いて行き、ようやく登頂できました!

久住山!!!

天気もどんどん良くなったこともあり、久住山から見える景色は超最高。

ふぅ〜疲れたぜ

360度見渡せて、景色のバリエーションの豊富です。

青空も出てきて最高!
振り返ると登ってきた山々

太陽も祝福しにきてくれました。

☀︎ < オメデトウ!

ショートケーキのいちごを存分に味わったところで、最後のケーキ部分、星生山(ほっしょうさん)へ向かいます。

まさかの最後のケーキがなかなか骨のありそうな予感。

なんじゃココは!迫力のある岩が突然出てきた。聞いてないぞ。

緑によって巧妙に隠された岩場
星生山の窓。怖い。

九重山系は本当にバラエティに富んでて良いね。

岩を越えたと思ったら、次は薮。最後に持ってくるのは勘弁してくれ!

ケーキ食べて満足してたのに最後にパセリ食べさせられた気分。

全部パセリに見えてきた
なんかすごいのあった

そんなこんなで帰って来れました!

おつかれ山!


下山後のお楽しみと次の山へ

お腹が空いたので、長者原ビジターセンターへ。

長者原から見える三俣山の形がすごい!

レストハウスやまなみで待ちに待ったお昼ご飯!大分のブランド豚、夢ポークの生姜焼きをいただきます。

肉が体に染み渡る…

ご飯を食べた後は温泉へ。

今回は、九重星生ホテルの山恵の湯にお邪魔しました。露天風呂からの景色も良く、温泉の種類も豊富で癒されました。

山バッジもこちらの温泉で買えました!牧ノ戸峠のレストハウスでも買えるみたいです(行った日は開いてなかった)。


九重を楽しんだ後は、お待ちかね地獄の運転です☆

また大雨が降り出し、泣きながら今日の宿がある鹿児島まで帰りました。

九州遠征の旅、2日目が終了です!

2日目のホテルはInn Coco Sumu?へ。

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